ブルーチーズと血圧記録
ブルーチーズ
最近ちょっとハマっている食べ物があります。それは「ブルーチーズ」です。
昔、食べて「これは旨い!」と思ったFriendshipブランドの”DanaBlue Classic”が、よく行くOKストアに並んでいて、これが100gで399円+税という破格の値段だったので買いました。これが3ヶ月ほど前のことです。
以来、朝食のパンにハムと一緒に塗ったり、サラダに少し散らしたりして、毎日食べています。2~3週間で1個(100g)くらいのペースです。
血圧記録
ここ数年、医者に勧められて、血圧を家で毎日測るようにしています。上の血圧(収縮期血圧)が平均150くらい、時には160を超えることもありました。高いときは偶に「アムロジン」という降圧薬を飲んでいました。
最初は、薬局で貰った「血圧手帳」に手書きしていましたが、昨年からスマホのアプリに記録しています。ここ2~3ヶ月、血圧が下がってきているのに気づきました。
スマホの画面で、この2ヶ月(6月~7月)とその前の2ヶ月(4月~5月)を見ると次のように変化が認められました。
このスマホの血圧記録アプリは、縦のスケールを自動で変更するので、最近の2ヶ月は高い値のデータがなくなったのでスケールが変わりました。そのため、上の比較のためには2つのスクリーンキャプチャー画像の縦の縮尺を変えてスケールを合わせてあります。最近の1ヶ月は上の血圧が135(赤線の目標ライン)前後になっています。
私がアンドロイドのスマホで使っているこの血圧記録アプリ「血圧のーと」(kutze_studio)は大変な優れモノです。
スマホの上で「カレンダー」「一覧」「グラフ」「統計」など、入力した記録をいろいろな形で見ることができる上に、CVSファイルでエクスポートができます。
今回CVSファイルでエクスポートして、パソコン上でデータ分析をしてみました。
私が、このソフトを使い始めた昨年4月からの月日と血圧データ(朝晩、各3回測定の平均。測定を忘れることもあり)は下のようになっています。
血圧の傾向が判り易いように、このデータの上の血圧の朝晩の値の7日移動平均を取ったのが次の図です。
この図、昨年4月から現在までの上の血圧の長期的変化からも、ここ2~3ヶ月の低下傾向は明らかです。
血圧変化の理由
「何か生活習慣や食べ物に変化があったかな?」と振り返って、思い当たったのが好物の「ブルーチーズ」です。
調べてみると、ブルーチーズには発酵の過程でACE阻害作用(血圧を下げる薬と同じ仕組み)を持つペプチドが生まれるそうで、どうやらそれが効いているのかもしれません。例えば、「チーズを食べて高血圧を予防」 英文では、(1) (2) 。
これは私1人の観察結果ですので、科学的には「N=1研究」(Single-subject research)と呼ばれるものですね。好物のブルーチーズでの美味しい研究を続けたいと思っています。
【追記1】新たなブルーチーズ購入
今回、水戸に滞在中に立ち寄ったイオンスタイル水戸下市で、思わぬ掘り出し物を見つけました。それが、ドイツ・Bergader社の"Edelblu Classic"(エデルブルー)。
100gパックがなんと税抜348円(税込376円)という驚きの価格。輸入ブルーチーズとしてはOKストアのDanaBlueに並ぶコスパの良さです。
味わいは、ダナブルーと同じくマイルドでクリーミー。クセが少なく、パンにもサラダにもよく合います。エデルブルーのコクは、料理のソースやパスタにも向いていそうです。
川崎に戻ったら、近くのイオンスタイルで、また手に入れたいと思っています。(2025.08.12)
[追記2] ブルーチーズと健康:科学的知見サマリー
1) ブルーチーズにはACE阻害などの「生理活性ペプチド」が生成される
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チーズの熟成(乳酸菌・青カビなどの酵素によるプロテオリシス)でVPP・IPPを含む多数の生理活性ペプチドが生じ、ACE阻害(血圧上昇系の抑制)などが確認されています。総説と網羅的分析(ペプチドミクス)でも、青カビ/ゴルゴンゾーラ/ブルー系を含む複数チーズでACE阻害活性が示されています。 MDPI+1デイリージャーナル
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2023年の包括レビューは、ゴルゴンゾーラやブルーでACE阻害ペプチドが同定され、ラット高血圧モデルでの経口投与後に6時間で収縮期血圧が低下した研究を引きつつ、熟成・製造条件で活性が変動することをまとめています。 PMC
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一般論として、熟成が進むほどプロテオリシスによってACE阻害活性が増す傾向がある一方、過度に進むと活性が低下するフェーズも報告されています(ペプチドのさらなる分解により活性が落ちる可能性)。 サイエンスダイレクト
2) 「青カビチーズ」そのものの基礎知見(微生物・熟成)
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ブルーチーズはPenicillium roquefortiの成長で青〜緑色のマーブル模様が形成され、内部(マトリクス)と外皮(リン ド)で複雑な微生物生態系が推移します。微生物由来酵素が風味と同時にペプチド生成にも関与します。 MDPI
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2023年の青カビチーズ特集(MDPI Dairy)でも、世界に45種以上のブルーチーズと製法の共通性・多様性、熟成中の微生物遷移と品質・機能性の関係が整理されています。 MDPI
3) 人での血圧関連エビデンス(介入)
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ペプチド豊富チーズ(Gamalost®)とゴーダの**無作為化試験(8週間)**では、主解析でSBP/DBPに大きな差は出ていないものの、被験者サブセット(収縮期高めの群)では拡張期血圧に小幅低下などのシグナルが観察されました。結論としては「効果は小さい/限定的」。 PMCFood and Nutrition Research+1
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同グループの短報でも、ACE阻害ペプチドが豊富な食品は血圧低下に寄与する可能性があると報告。ただし用量・対象・期間依存で、再現性検証が必要です。 サイエンスダイレクト
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消化シミュレーションを用いた研究では、消化過程でGamalostなどからACE阻害活性が発現・増強することが示され、**「食べて→消化されて→活性発現」**の機序が支持されています。 サイエンスダイレクト
まとめ:基礎・食品科学のレベルでは“ACE阻害活性あり”が一貫。ただしヒトでの降圧効果は小さく、個人差・条件依存。ブルーチーズ固有の臨床試験は限られ、“チーズ全般/ペプチド豊富チーズ”の知見を援用する段階です。 PMCサイエンスダイレク
4) どの条件で“効きそう”か(実務ヒント)
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発酵・熟成によりACE阻害活性↑(ただし熟成が進み過ぎると低下も)。製法・スターター(乳酸菌)・熟成期間で活性は大きく動く。 サイエンスダイレクト
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消化で活性ペプチドが遊離するため、少量でも継続摂取が理にかなう。脂肪・塩分の取り過ぎは別の心血管リスクを高めるため摂取量は控えめに。 サイエンスダイレクト
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ブルーチーズ特有の高ナトリウムには注意(製品差が大きい)。日々の合計食塩量の管理が前提。
文献(フルテキストまたは抄録にアクセス可)
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Peptidomics/総説
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Helal & Tagliazucchi (2023) Biology:6種類のチーズで生理活性ペプチド網羅(VPP/IPP含む)、機能と条件依存性を整理。 MDPI
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Sieber et al. (2010) Dairy Sci. & Technol.:チーズ中のVPP/IPPの出現と条件をまとめた古典レビュー。 デイリージャーナル+1
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Rangel et al. (2023) Foods:各種チーズでの生理活性ペプチド総説。ブルー/ゴルゴンゾーラでのACE阻害ペプチド報告やラットでの短時間降圧を収載。 MDPIPMC
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ブルーチーズ総説(製法・微生物・熟成)
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López-Díaz et al. (2023) Dairy:青カビチーズの微生物学と官能(熟成と機能成分の関係背景)。 MDPI+1
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ヒト介入/関連
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Nilsen et al. (2016) Food & Nutrition Research RCT:Gamalost® vs ゴーダ、降圧効果は小さく条件依存。 PMCFood and Nutrition Research+1
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Nilsen et al. (2014) J Dairy Sci. 短報:ペプチド豊富チーズ摂取で血圧低下の可能性。 サイエンスダイレクト
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Qureshi et al. (2013) J Dairy Sci.:Gamalost/Norvegiaの「ヒト消化」モデルでACE阻害活性を評価。 サイエンスダイレクト
(2025.09.10)
[追記3 また新たなブルーチーズ購入]
いつも行くOKストアのチーズ売り場に、初めて見るブランドのブルーチーズが置いてあったので、早速買ってきました。
EMBORG Danablu Classic(エンボルグ ダナブルー・クラシック) 100g
これまでのFriendshipブランドの"DanaBlue Classic"、Bergaderブランドの"Edelblu Classic"と同様に、私の好みの味でした。
調べてみると、このEmborgブランドの"Danablu Classic"は、ヨーロッパでもDanablu 系ブルーチーズの中では「高級品」ではなく比較的安い部類に入るようですが、OKストアの 299円/100g は、日本国内としてはかなり攻めた値付けで、ヨーロッパの安売り価格と同水準か、場合によってはそれ以下と言うことでした。
私が食べている3種のブルーチーズについて、AIが作成した比較は次のとおり。
日本でもブルーチーズが本場のヨーロッパ並の価格で、気楽に買えるようになりましたね。(2025.11.13)
[追記4 ダナブルー・スライスを購入]
OKストアのチーズ売り場で、いつも買っている Friendship ブランドの “DanaBlue Classic” が品切れになっていました。そこで、隣に置かれていた “Dana Blue Slice”(100g)を購入してみました。価格は450円で、ブルーチーズとしては十分に手頃です。
このチーズは、あらかじめ使いやすいスライス状にカットされており、100g入りで10枚。1枚ずつ取り出して食べられるので、パンにのせたり、クラッカーに合わせたりするのにとても便利です。
味はクリーミーでマイルド。ブルーチーズらしい風味はありながら、刺激が強すぎず、日常的に食べやすいタイプです。スライスされている便利さもあり、私の中では、これまで食べてきたブルーチーズの中でもかなり上位、場合によっては「お気に入りのトップ」になりそうです。(2026.05.29)
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