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第4世代50型プリウス6000km走行の感想 -- 燃費とクルーズコントロール --

第4世代50型プリウス6000km走行の感想 -- 燃費とクルーズコントロール --

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第2世代の20型プリウス(NHW20)を2007年から5年半乗り、第3世代後期型の30型プリウス(ZVW30)を2013年から3年2ヶ月乗り、第4世代の50型プリウス(ZVW50)に今年(2016年)3月乗り換えました。この新型プリウスについては開発時点から注目してフォローしており、昨年末に発売されたので早速注文しました。以下、約6000kmを走行した感想、とくに燃費とクルーズコントロールについてまとめました。

ハンドリング・足回り

代々のプリウスに乗ってきたので、今度のプリウスに替える時も試乗せずに購入を決めました。50型の新車をディーラーに引き取りに行き、初めて走り出した時に直ぐハンドリングと足回りが30型から格段に良くなっていてワンランク上の車に乗ったように感じました。これはトヨタが新型プリウスで初めて採用した新アーキテクチャーTNGA(Toyota New Global Architecture)の剛性の高いプラットフォームの効果だと思います。

燃費

50型プリウスの燃費改善も期待以上でした。

Img_1861s約6000km走行のメーター表示燃費をメーカー製造時点まで遡ったODOで表示させると全走行距離6074kmの場合30.4km/Lで、このメーター表示に0.94を乗じて補正した満タン法による燃費は28.6km/Lになり、50型の実用燃費は20型および30型よりも2割以上良くなっています。

私が使用している歴代プリウスの満タン法の燃費は、「e燃費」に置いてある私個人の「マイカー管理」の記録から;

●20型プリウス(2007. 7~2013. 1)全走行距離40705 km/ガソリン1750 L/燃費23.26 km/L
●30型プリウス(2013.1~2016. 3)全走行距離22524km/ガソリン1017L/燃費22.15km/L
●50型プリウス(2016. 3~2016.11)全走行距離 6262km/ガソリン 221L/燃費28.39km/L

ただし、50型の値は3月~11月のもので燃費が悪くなる冬の分が入っていないので年平均はこの値より下がります。

クルーズコントロール

50型プリウスで最も気に入っている点は”Toyota Safety Sense P”、「TSSP」と言う新しい運転支援の装備です。

これは、ミリ波レーダーと単眼カメラで常時前方を監視して、次のような運転支援をする装備です。

① 歩行者や他車と衝突の可能性がある場合は警報の発信と自動ブレーキの作動を行う(歩行者検知機能付衝突回避支援)。

② レーン(道路上の白線内)を逸脱する可能性がある場合は警報で注意しステアリング操作の補助をする(ステアリング制御付き車線逸脱警報)。

③ 運転者が指定した速度で走行し、前車がある場合は車速に応じた車間距離を保ちながら全車速で追従走行をする(全車速追従機能付レーダークルーズコントロール)。このクルーズコントロール(クルコン)は、前車に追従して停止した場合は停止状態を保持し、ドライバー操作で追従走行を再開する。これにより、高速道路での巡航時も渋滞走行時も運転者の負担が大幅に軽減する。

実際に高速道路をこのクルコンを使用して走ってみると、運転が今までより遥かに楽になったことを実感します。プリウスの試乗をした自動車評論家のインプレッション記事や番組を私が見た範囲では、新型プリウスのこの大きな特長について詳しい説明や評価をして推奨している親切な番組・記事はありませんでした。

多分、ベンツやスバルなどに既にこのような装備があるので自動車のプロにとっては目新しいことではないのかも知れませんが、ベストセラー車のプリウスにこのような装備が付いたことは画期的なことと思います。私はこの「クルコン」を含む「TSSP」(上のグレードには標準装備、オプションで付ける場合は86,400円)の装備のみでも新車に取り替える価値があると思っています。

先日知人と話をしていて、同じプリウスを購入した人でも高速道路でクルーズコントロールを使用したことがない人がいることを知りました。多分、この種のものは使うまでにハードルがあり、さらにフルに活用するには習熟する必要があるようですね。

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私のこれまでの使用経験から、この「クルコン」について気の付いた点を次に記します。

① 高速道路では、そのレーンの車の流れる平均的速度プラス10km/h程度に速度を設定して走行車線(左側または中央車線)を車の流れに従って走行すると、渋滞時も含めて殆どアクセルとブレーキの操作をしないで済みます。一般に高速道路でスムースに流れている時でも速度に揺らぎがあるため、クルコンの設定速度にプラスアルファがないと前車との間隔が開いて後車による追い越しや隣のレーンからの割り込みの原因になります。クルコンを流れの平均的な速度プラスアルファ(10km/h~15km/h程度、状況により変わる)に設定することにより、他の車と協調したスムースな走行が可能になります。

② インターチェンジから出る時やサービスエリアへ入る時、高速道路で車が錯綜しそうな時などは、事前にレバー操作(指先で手前に引く)でクルコンを一旦停止にしておく方が安心です。クルコンを再開するのは指先でレバーを上げるだけ、速度の設定も記憶されています。

③ 一般道路は勿論、首都高速道路でも、カーブがきついのと出入りする車が多いので、クルコンを使用しない方が楽です。ただし、これらの道路でも渋滞時のノロノロ運転の際は使用すると楽な場合があります。

④ 前車追従走行時に前車に従って減速する時、エンジン車のエンジンブレーキのような小気味よい減速をします。プリウスのDレンジではエンジンブレーキが効きませんので、このような場合にブレーキ操作に頼ることになりますが、クルコン使用時にはアクセルやブレーキの操作が一切必要ないことは運転者の負担を低減します。クルコン使用時は前車に従って停車までの全速度で追従し、停止時はブレーキを踏まなくても停止保持してくれるのも楽です。

⑤ ドライブモードがノーマルモードやパワーモードの場合に前車が離れて前方が空いた時の加速は急ですが、エコドライブモードの場合に前車が離れて前方が空いた時の加速は緩やかです。状況・気分によりドライブモードを選択することによりお好みの走りができます。

⑥ 前車追従状態で、前車がレーンから左側に抜けていく場合、どのドライブモードにおいても当方の車は(一旦減速したような感じで)一拍おいた後に加速を開始します。また、当方の車が前車追従状態から右側にレーンを変えて追い越しのために加速に入るときも、どのドライブモードにおいても(一旦減速したような感じで)一拍おいた後に加速を開始します。これは普通のドライバーの運転挙動と違い違和感があり、追い越しレーンに追従してくる車があるときは注意が必要で、状況によりアクセル操作を加えて加速した方が安心です。

「クルコン」使用による長距離走行と燃費

先日、南関東から四国まで片道760kmの高速道路を50型プリウスでクルコンを使用して走行しました。これまで20型および30型プリウスで同じ行程を何回か走りましたが、今回はこれまでよりも遥かに快適に楽に走行でき疲労も少なく感じました。長距離走行する場合はこのようなクルコンは大変有用な装備だと思いました。

往路は、クルコンを道路の制限速度にセットして走りました(例えば、普通の高速道路では100km/hまたは80km/h)。この設定では、普通に流れている道路では3車線の中央車線の車の流れより遅くなるため、左側の車線を主に走ることになりました。
        
帰路は、主に中央車線を走り、クルコンは車の流れる平均的な速度プラス10km/h程度にセットしました。

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それぞれの燃費は、写真に示すように、制限速度に設定した場合は34.0km/L、車の流れの平均的な速度プラス約10km/hに設定して流れに乗って走行した場合は31.4km/Lとなり、50型プリウスは高速道路クルコン走行においても優れた燃費性能を示すことが判りました。

参考:使用している第4世代50型プリウスのスペック
車名:2016年型トヨタプリウス2WD S
車両型式:DAA-ZVW50-AHXEB
JC08燃料消費率:37.2km/L 

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