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プラグインハイブリッド自動車と夜間電力活用

原子力関係の月刊誌「原子力eye」2007年1月号に「プラグインハイブリッド自動車と夜間電力活用--輸送部門の石油消費削減に向けて」を掲載しました。原稿のPDFファイルはここ

この中で触れていますが、プラグインハイブリッド車の利用の一つ"V2G"も要注目です。

“V2G”とは、Vehicle-to-Grid の略で、自動車からグリッド(電力網)への電力の融通のことを意味します。プラグインハイブリッド車には車を駆動できるほどのパワーのある電池を搭載しているので、駐車中はプラグインして電池をグリッドに接続しておき、グリッド側が必要とする電力の融通サービスを行う仕組みがV2G です。
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今、考えられているV2G のサービスで、具体例について評価・検討が進められているのは
. 電力系統運用に対する調整・非常用電力供給などのサービス
. 風力発電などの変動電源に対する調節機能
. 鉄道などの変動需要に対する調節機能
などです。この辺もやはり米国が大分先行しています。

また、米国防省などが開発支援・出資をしているFirefly社のカーボン・グラファイト・フォームを使用した革新的鉛酸電池に関心を持っています。本格出荷されるのは2007年の後半ですが、Li-Ionのbestとこの鉛酸のbestを比較した結果を見ると、出力密度は100Wh/kg対45Wh/kgでLi-Ionの方が優れていますが、サイクル寿命は両方とも4000で、値段($/UsableKWh)が$800対$250と断然安く、Li-Ionに対する値下げ圧力は相当大きいと思います。

これを書いた後、11月の末にゼネラルモーターズのWagoner会長・CEOがロスアンゼルス・オートショーでSaturn Vueハイブリッドのプラグイン化を発表しました。自動車メーカーでPHEVの製造計画を発表したのはこのGMが最初ですが、「何時」とは言っていません。また、日産も12月にプレス発表した「日産グリーンプログラム2010」のコア技術開発強化のアクションとして、PHEVの開発加速を挙げています。

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