« 電波時計を使ってみた | トップページ | 「生碁」と「ネット碁」 »

誰が電気自動車を殺したか?

Whokilledec_1「誰が電気自動車を殺したか?(Who Killed the Electric Car?)」と言うドキュメンタリー映画が6月28日からニューヨークとロスアンゼルスで公開され、その後各地で上映されるようです。

この映画の概要と予告編は
http://www.sonyclassics.com/whokilledtheelectriccar/で、見れます。

Ev1_beachこれは、1990年代にカリフォルニアのゼロ排出自動車(ZEV)規制によって電気自動車が導入され、これを全体の2%,10%と増加する計画が90年代の終わり頃に中止になった事実に関するものです。この導入の切っ掛けになった車はGMのEV1という優れた電気自動車でしたが、これはリース契約でしたのでZEVの中止とともに、使用を希望するユーザーからも全部引き上げられてしまいました。

誰がこの電気自動車を殺したのか? 石油会社か? エンジン車との共食いを恐れた自動車会社自身か? パワー・ポリティックスか? 或いは、ラグジュリーを求める消費者か? 有罪は? 映画はミステリー風に進行するようです。

Ev1_cutaway本来は発展している筈だった電気自動車が死んで、エネルギー効率上画期的なハイブリッド車が出てきたとは言え、これはガソリンが動力源。

そこで、映画は電気自動車の死で終わらず、これに代わる将来のビジョン、アメリカ得意のCreating Innovation、プラグインハイブリッド車が出てくる?

以上は、この映画の予告編とChris Paine監督の対談から内容を想像したものです。対談は、PBSテレビのホームページ
http://www.pbs.org/now/shows/223/index.html#here
でビデオ、音声、発言記録を見ることができます。

この映画に代表されるように、米国は自動車の脱石油へ盛り上がっています。6月13日のトヨタ自動車の環境対応技術開発強化のプレス発表、とくにプラグインハイブリッド車の研究開発推進については、米国のサイトは概ね歓迎しています。(2006年6月15日記)

追記:
この映画「誰が電気自動車を殺したか?」"Who Killed the Electric Car?"の主役とも言えるジェネラル・モーターズ(GM)の電気自動車EV1が、映画の公開前に展示してあったスミソニアン(National Museum of American History)から撤去されたそうです。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/06/15/AR2006061502052.html
博物館は、改装に備えてスペースが必要だったからで、GMからの圧力は無かった、と言っています。(2006年6月27日記)

追記2:
Joel MakowerのBlogに、「誰が電気自動車を復活させるか?」"Who's Reviving the Electric Car?"という題で、最近の電気自動車の開発・導入の動きを解説しています。(2006年7月5日記)

|

« 電波時計を使ってみた | トップページ | 「生碁」と「ネット碁」 »

自動車」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 誰が電気自動車を殺したか?:

« 電波時計を使ってみた | トップページ | 「生碁」と「ネット碁」 »