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2005年5月

ETC (Electronic Toll Collection System): 高速道路の料金所をノンストップで通行して自動的に料金の支払いをする方式

Pict0086s 以前ほどではないが、大の車好きの私は高速道路をよくドライブする。料金の支払いには割引があるハイウェイカードを利用してきたが、お得な5万円のカードは2年ほど前に廃止され、首都高の回数券も近々廃止になるとのこと。

 そこで、以前から気になっていた、あの高速道路の料金所をノンストップで通行して自動的に料金の支払いをする方式 "ETC"について調べてみた。そして、これが大変に割安なのを始めて知った。以下、これからETCを使用する人の参考になればと、私の導入経験をもとにETCの解説をしてみる。

 私が良く走る道路は、川崎の自宅と水戸の別宅の間を往復するコースで、川崎から国道1号で戸越まで行き、そこから首都高の2号線に乗って箱崎経由で6号線の三郷まで行き、三郷からは常磐高速に乗って水戸の手前で北関東高速に入り茨城町東で降り、一般道を10分ほど走るルートである。東京に移り住んでから23年間、数え切れないほど往復してきた。大抵は、夜の9時半前後に出発して11時半前後に到着するパターンで、これが最も渋滞が少なく、120Kmを2時間一寸で走れる、効率的な時間帯である。

tit_18tit_10tit_17 この道路料金は、首都高が700円、高速が2500円。ところが、ETCならば、首都高は今は夜間割引社会実験というのをやっていて22時以降は20%引きの560円、高速は「早朝・夜間割引」が利用できて半額の1250円という安さである。おまけに、「ETC前払割引サービス」があって上記の5万円のハイウェイカードと同じ5万円の前払いで5万8千円分走れるというサービス振りである。(このほかに、「ETCマイレージサービス」があり、どちらかを利用することになる。文末注記参照) また、走るコースと時間によっては、同じ50%引きの「通勤割引」や30%引きの「深夜割引」が利用できる。(参考

 今まで、料金所でETCというゲートがあってそこをスイスイと通っていく車を横目で見ながら、列に並んで一般ゲートで料金を支払ってきた。ETCの利用のためには車に装置を付ける必要があり、通行料金も同じくらいなら魅力がないと思っていたら、これが半額以下の大変にお得な方法だとは、迂闊にも今まで知らなかった。尤も、これらの割引制度はここ半年くらいの間に出来たものらしい。

 早速、ETCの車載器を購入することにした。調べて見ると、10メーカーから30機種ほどが市販されている。販売店では、群馬県のイドサワ・コムという通販サイトが「セットアップ」という車の車検証記載の情報を車載器に記憶させる手続きもしてくれて、その他いろいろと評判が良いらしい。早速ここで購入することにした。

PICT0081s ETC車載器自体は7000円位から売っており、以前4~5万円と聞いていたので、随分安くなったものだ。私が選んだ機種は、パナソニックのCY-ET800Dというアンテナ一体型のコンパクトなもの。

 購入申込みをしたのが土曜日の夜遅く、日曜日の朝には通販の店からメールでセットアップと送料込みのETC車載器の値段9000円を知らせてきた。すぐにインターネットで銀行振り込みと車検証のファックスをして、1時間ほど経ったら宅急便で発送したとのメールが来た。日曜や夜間の取引には、振込み即入金確認が出来るジャパンネット銀行は便利だ。物は月曜日の午前中に到着。宅急便は荷物がどこを輸送中か追跡できるので、受取りの予定が立って便利だ。

PICT0083s ETCは、料金所を通過する度に料金をクレジットカードで決済するので、ETCカードという専用のクレジットカードを車載器に挿入して使用する。これは、今持っているクレジットカードに追加して発行して貰うのが最も便利な方法で、私は三井住友カードのサイトからETCカードの即日発行の申込みをした。これは朝申し込むと夕方サービスセンターで受取れる。

 そのような訳で、ETC車載器とETCカードが入手できたので、前払割引サービスとマイレージサービスの「連携申込み」をETCのサイトから行った。その場で、仮パスワードを発行してくれるので、5万円分の前払いを済ませて、直ぐに割引利用が出来るようになる。(注: 2006年1月以降、前払割引サービスがなくなったので、マイレージサービスのみに申し込むことになる。 参考

 ETC車載器の取り付けは、専門店でやってくれるが、私は自分で取り付けることにした。送られてきた車載器の箱の中には、丁寧な取り付け説明書とボール紙のゲージなどが付いていて、素人でも出来るようになっている。

 車種によって違うが、ETC車載器の取り付けで一番考える所は、車のどこから電源を取るかということ。簡単な方法は、シガレットライターのところに電源用プラグ(オートバックスで600円くらい)を差し込んで、ここに接続する方法だが車載器の音声ガイドの一部(あまり必要がないものだが)が出てこない。私は、運転席の横下にあるヒューズボックスのヒューズの代わりに「ヒューズ電源」(オートバックスで1個300円くらい。2個必要)というのを差し込んで、そこから電源を取る方法を使った。コードの接続も両方にギボシ端子加工がしてあるので、差し込むだけで済む。これらの方法については、口コミ情報が参考になる。

 そのような訳で、思い立ったのが土曜日の夜で、ETC車載器の購入、ETCカードの入手、ETCの割引などの手続き、ETC車載器の取り付け、などが完了したのが月曜日の夕方。費用は、ETC車載器、ヒューズ電源などを合わせて9800円程。今なら、ETC車載器を購入・セットアップしてETCマイレージサービスに申し込むと5000円が無料通行分として還元されるキャンペーンをしているので、差し引き5000円弱でETC車載器が購入できる。

PICT0088s 翌火曜日、水戸へ行く時に、早速このETCの実作動テストをすることになった。先ず、首都高の料金所のETCゲートを、規定の時速20Km程度に減速しながら通過すると、無事開閉バーが跳ね上がり「料金は560円です」という音声案内が車載器からあって、一安心。常磐高速では、入口で通過確認のピー音が2回、そして出口では料金1250円の表示板と車載器の音声、本当に今までの半額。

 私の川崎・水戸間を夜10時以降に走行するパターンは、最近始まった「ETC早朝・夜間割引」にぴったりで、ETC利用に変えたことは成功であった。

注記1:
ETCによる高速道路の利用については、例えば「2チャンネル」の「ETC情報交換スレ」などにいろいろな方法が紹介されている。これらを総合すると、お得な利用方法はETCカードを2枚つくり、1枚を前払い割引サービスに使用し、もう1枚はマイレージサービスに使用する。日本道路公団(JH)が民営化される10月までのキャンペーン期間中は、マイレージのポイントが2倍にカウントされる。通常は支払った分の16%(5万円に対して8千円)が還元されるのに対して、支払った分の32%(2万5千円に対して8千円)が還元されるので、10月まではJHの高速道路ではマイレージサービスを利用し、その他のマイレージポイントがつかない高速道路では前払い割引(16%割増)を利用するのが良いようである。

注記2:
上記ETC前払割引サービスについては、2005年12月20日をもって、新規登録と前払金の支払・積み増しの受付を終了することが発表された。また、ETCマイレージサービスのポイント2倍キャンペーンは2006年3月末まで延長された。(2005年9月)

注記3:
2008年10月より高速道路料金の引き下げが実施されました。詳しい情報はここ。(2008年11月)

注記4:
2009年3月28日から2011年3月31日まで、「ETC休日特別割引」いわゆる「1000円高速」が実施されています。これは、軽自動車・普通車を対象に、土曜日・日曜日・祝日(および特に指定する日)に、大都市近郊区間を除く割引対象区間の走行が、終日約50%割引で割引後料金の上限が1,000円となる制度です。

この割引制度を利用して、2010年の4月~8月の間に3回、神奈川県川崎市から愛媛県新居浜市までプリウス(NHW20)でドライブしました。
 全行程: 高速道路767Km+一般道路21km=合計788km
 所要時間: 約13時間(朝7時発~夜8時着、など)
 高速料金: 4,100円(大都市2,100円・地方部1,000円・瀬戸中央1,000円)
 ガソリン代: 4,400円(燃費24km/L、ガソリン133円 /L)
 高速走行経費・時間: 8500円/2人・13時間。
 JR乗車経費・時間: 19,100円/1人・5.5時間
 高速走行対JR乗車比較: 経費4.5分の1・時間2.4倍

高速道路ドライブでは、PAやSAでの休憩も楽しみの一つ。往路では、いつも休む浜名湖SA、新しい伊勢湾岸道・長島PA。復路では、1960年代に日本最初のSAとしてオープンした直後に行った懐かしい大津SA、富士山が綺麗に見える富士川SA、都会色一杯で活気のある海老名SAなど。毎回、違ったPA・SAで休み、ゆっくりと楽しみながらドライブします。(2010年10月)

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